私も30代前半で機械設計職での転職を経験しています。
事務機業界から半導体業界へ、業界を変えてのUターン転職でした。
当時はまだ転職エージェントサービスもなく、ひたすら自分ひとりで転職活動をするしかありませんでした。
転職後、今度は私が機械設計のエンジニアを採用する側の立場になりました。そこで多くの転職希望者を見てきました。
キャリア採用の面接は200名を超えています。本当にいろんな応募者がいました。時には採用が思うようにいかず、人材紹介会社に依頼して求人を行うこともありました。
こうした、自分が転職した経験、反対に採用する側の経験をふまえて機械設計の転職ノウハウを解説します。
むろん、転職エージェントの選び方、活用法についても詳しく解説します。転職エージェントが機械設計の転職には欠かせない存在になっているからです。
ぜひ、最後までお読みください。そしてあなたの転職を成功させてください。
機械設計の転職に転職エージェントをお勧めする理由
モノづくりエンジニアの転職に、転職エージェントをおすすめする理由は、「モノづくりエンジニアにおすすめの転職エージェント」で詳しく解説してます。
転職エージェント利用のメリット
ここで簡単におさらいしておくと、
・
■一般には公開されていない、非公開案件からも応募できる。
・
■プロのアドバイザーが自分では気づかない可能性を掘り起こした転職提案をしてくれる。
・
■職務経歴書の書き方、面接の受け方などをサポートしてくれる。
・
■面接日や入社日の調整、年収交渉まで依頼できる。
ざっとこうしたメリットがあります。
これらのメリットは機械設計の転職に際しても大いに利用価値があります。
転職エージェントを利用する最大のメリットは、最適な求人をマッチングしてくれることです。
あなたの設計者としてのスキルやキャリアにもっともふさわしい転職先はどこか。それを見つけて提案してくれること、これが最大のメリットです。
私もエンジニア採用で200名の面接を行いましたが、キャリアが全く的外れな応募者も少なくありませんでした。これは企業、応募者、双方にとって無駄でしかありません。
転職エージェントを利用すればこうした的外れな求人活動を避けることが出来ます。

最適マッチングが個人では難しいわけ
最適マッチングには企業が求めるスキルやキャリアと、あなたのスキル、キャリアを突き合わせる必要があります。
この作業が転職エージェント抜きであなた一人では大変難しいのです。給与や福利厚生は提示された数字や条件を見れば、満足度は判断できます。
しかし仕事に必要なスキルやキャリアはそう簡単に分かりません。

例えば、求人の仕事内容に「筐体設計・構造設計・機構設計・金型設計」と書かれていたとします。
これだけではどんなものを、どんなレベルで設計するのか分かりません。あなたのスキルやキャリアがどの程度マッチングするのか判断は難しいです。
そこで転職エージェントのマッチング機能に頼るわけです。エージェントは業界情報、企業情報に精通しています。
あなたのスキルとキャリアを理解した上で、応募できるか、メリットがあるかアドバイスしてくれます。
同時にもっと他にあなたにふさわしい転職先がないか探してくれます。あなたが自分では気づいていない異業種、異職種も選択肢に入れて提案してくれます。
例えば企画職や技術営業職、品質保証の求人にあなたの希望が叶う転職があるかも知れません。
それは自分ではなかなか見つけることが出来ないものです。

転職エージェントは求人企業との太いパイプを活かしつつ、あなたの可能性も深堀した上で、最適なマッチングを実現してくれます。
これが転職エージェントを利用するメリットです。
転職エージェント選び、決め手は求人件数
あなたが機械設計の転職を望むとき、転職エージェントは何を基準に選べばいいのか?
結論から言えばズバリ、これです。
『機械設計の求人件数が多いこと』
当たり前過ぎるくらい、当たり前の基準です。
他のどの条件が優れていても、求人件数が少ない転職エージェントは利用価値がありません。
転職エージェント選びは求人数の多さが決め手
機械設計の求人件数が多い転職エージェントには、その分野に詳しいアドバイザーがいるし、メーカーの人事部門とも太いパイプが期待出来ます。
転職エージェントがどの分野に力を入れているか、求人件数はその目安となります。
【機械設計の求人件数が多い転職エージェント】
| 転職エージェント | 機械設計の求人(件数) |
| ①マイナビ転職メーカーAGENT | 大手メーカーを中心に3,000件以上 |
| ②リクルートエージェント | 国内最大級で、5万件を超える求人あり |
| ③doda | 幅広い業界から1万件を超える求人あり |
| ④メイテックネクスト | 求人はやや少な目だが、好条件あり |
| ⑤リクルートダイレクトスカウト | ハイクラス転職が多く1万3000件以上 |
*2025年12月調査。職種検索機能を使って調べた結果。時期によって件数は変動します。
求人件数の多さではリクルートエージェントが断トツに多くて5万件を超えています。さすがに国内最大級の転職エージェントです。
doda、リクルートダイレクトスカウトも1万件を超える求人があり選択肢は広いです。特にリクルートダイレクトスカウトはハイクラス転職のサイトなので、高額年収の求人が多いです。
マイナビ転職メーカーAGENTは、機械設計の求人の約1/3は関東エリアです。関東で転職希望のあなたには手厚いサービスが期待出来ます。
メイテックネクストはエンジニア転職に特化した専門サイトだけあって、メーカーとの太いパイプがメリットです。
エンジニア出身のキャリアアドバイザーも多く、求人件数は少な目ですが、キャリアを活かす転職には利用価値ありです。
機械設計の転職におすすめの転職エージェント5選
機械設計の求人件数が多い転職エージェント5選を1つずつ紹介します。それぞれの転職エージェントはもっと詳しい解説記事が別のページに用意されてます。
気になる転職エージェントは、更に詳しい解説記事のページをお読みください。
マイナビ転職メーカーAGENT

| 項 目 | 概 要 |
| サービスの特徴 | 機械設計はじめ、ものづくりエンジニアの転職を支援 |
| 機械設計の求人 | 大手メーカーを中心に3,000件以上あり |
| 求人が多い業界 | 半導体、電子部品、電子機器、鉄鋼、金属、自動車、化学など |
| 強みを発揮するエリア | 主に東京、神奈川、千葉、埼玉など関東圏 |
| 未経験者の応募 | 全体の数パーセント程度で少ない |
| 主な対象年齢 | 20代~30代の利用者が多い |
| その他 | 厚生労働省認定の「職業紹介優良事業者」。初めての転職も安心 |
| 注意点 | 関東・関西・東海エリア以外では求人が少ない |
【マイナビ転職メーカーAGENT】
※マイナビのプロモーションを含みます。
リクルートエージェント

| 項 目 | 概 要 |
| サービスの特徴 | 求人件数は国内最大級。機械設計の求人も最大級 |
| 機械設計の求人 | 断トツの5万件以上あり |
| 求人が多い業界 | 産業機械、電気・電子部品、半導体、自動車、プラント業界など |
| 強みを発揮するエリア | 全国 |
| 未経験者の応募 | 全体の求人件数が多いので、他のサービスよりは探しやすい |
| 主な対象年齢 | 求人が多いので全年代で利用可能 |
| その他 | 転職支援実績ナンバーワン |
| 注意点 | 機械設計の求人は非公開も多く、登録して好条件を入手。 |
*業界最大級の求人件数で転職支援実績No1
【リクルートエージェント】
※リクルートエージェントのプロモーションを含みます。
doda(デューダ)

| 項 目 | 概 要 |
| サービスの特徴 | 求人情報が詳細で分かりやすく、転職者満足度No1サービス |
| 機械設計の求人 | 幅広い業界から1万件以上 |
| 求人が多い業界 | 産業機械、家電、電気・電子部品、素材・化学、自動車業界など |
| 強みを発揮するエリア | 全国 |
| 未経験者の応募 | 全体の求人件数が多いので、他のサービスよりは探しやすい |
| 主な対象年齢 | 求人が多いので全年代で利用可能 |
| その他 | スカウトサービス、パートナーエージェントサービスも利用可 |
| 注意点 | 非公開案件に好条件の求人あり。登録して情報入手 |
*初めての転職でも安心、転職エージェントの鉄板サービス
【dodaエージェントサービス】
※dodaのプロモーションを含みます。
メイテックネクスト

| 項 目 | 概 要 |
| サービスの特徴 | エンジニア転職に特化、メーカーの人事担当者と太いパイプ |
| 機械設計の求人 | 求人はやや少な目だが、好条件あり |
| 求人が多い業界 | 半導体、自動車、産業機械、精密機械、化学、素材業界など |
| 強みを発揮するエリア | 主に関東、関西、東海 |
| 未経験者の応募 | 全体の数パーセント程度で少ない |
| 主な対象年齢 | 20代~30代向けの求人が多い |
| その他 | 技術畑出身のコンサルタントが半数以上 |
| 注意点 | 未経験者や専門のスキル、キャリアのない人には求人が少ない |
【メイテックネクスト】
※メイテックネクストのプロモーションを含みます。
リクルートダイレクトスカウト

| 項 目 | 概 要 |
| サービスの特徴 | ハイクラス転職のヘッドハンティングサービス |
| 機械設計の求人 | 1万3000件以上 |
| 求人が多い業界 | 産業機械、自動車、電気・電子、家電、半導体など |
| 強みを発揮するエリア | 主に関東、関西、東海 |
| 未経験者の応募 | 未経験者不可(異業種、異職種の転職はあり) |
| 主な対象年齢 | 20代からシニア世代まで、能力があれば応募可能 |
| その他 | 専門的なスキル、キャリアのない人には不向きなサービス |
| 注意点 | プロフィールが求人条件に合わない場合は紹介されないこともあり |
*ハイクラス転職に的を絞った転職活動を実現!
【リクルートダイレクトスカウト】
※リクルートダイレクトスカウトのプロモーションを含みます。
未経験者が選ぶべき転職エージェントは?
機械設計の求人に実務経験は必須と言えます。
未経験者が機械設計の転職を果たすのは非常にハードルが高いと言えます。
機械設計の転職に実務経験はほぼ必須
資格がなくても応募、採用される求人は多数ありますが、経験なしだと応募も出来ない求人がほとんどです。
この傾向はどの転職エージェントでも同様です。

機械設計に限りませんが、キャリア採用は即戦力の補充が目的なので、未経験者より経験者を採用するのは当然です。
また、機械設計と言う仕事はそんなに短期間でスキルアップできる仕事でもありません。
キャリアはとても重要で、求人によっては「3年以上の経験必要」など年数指定まであります。
各転職エージェントの機械設計の求人を調べてみると次のような経験が必須、または歓迎(優遇)とされています。
■設計・開発の実務経験が3年以上。(中には5年~10年の指定もあり)
■設計の経験があれば業種は不問。(異業種からの転職OK)
■CADを使った設計の経験。(ソフトは不問)
この3つの条件が比較的多く見られます。
ただ、機械設計の求人の中には、未経験者であっても設計者としての適性や資質があれば採用し、時間をかけて教育しようとする企業もあります。
未経験者が機械設計の求人に応募できる割合
求人件数としては少ないのですが、各転職エージェントで未経験者でも応募可能な求人があります。
では、各転職エージェントが機械設計の求人にどのくらい未経験者歓迎求人を掲載しているか、見てみましょう。
各転職エージェントの検索機能を使った、「機械設計+未経験者」の求人件数が次の表です。
| 転職エージェント | 未経験者が応募できる求人の割合 |
| ①マイナビ転職メーカーAGENT | 4.4% |
| ②リクルートエージェント | 7.6% |
| ③doda | 14.9% |
| ④メイテックネクスト | 12.1% |
*2025年12月調査。求人検索機能を使って調べた結果。時期によって割合は変動します。
各転職エージェントの求人検索機能を使って調べると表のような結果となりました。しかし、実際には検索精度がよくありません。
未経験者歓迎案件を1件ずつ、詳細に見ると実は実務経験が必須だった、と言う求人が少なくありません。
本当に未経験者歓迎の求人もあるのですが、それは全体の数パーセントだと思って下さい。かなり少ないです。

実は経験が必要な求人だった・・・
結局、どの転職エージェントを利用しても機械設計の求人に未経験者が応募できる割合は、全体の数パーセントのみです。
そんな中でも、リクルートエージェントとdodaは全体の求人件数が多いので、未経験者にはおすすめです。
未経験者が転職に不利なのは間違いないのですが、同じ未経験者でもライバルに差をつけることは可能です。
それは別に詳しい記事を用意しているので、ぜひそちらをご覧ください。
➡未経験者がモノづくりエンジニアを目指すには?
業種未経験と職種未経験の違いとは?
ここまで説明してきた未経験者とは、機械設計の経験が全くない人を指します。つまり、職種未経験者のことです。
職種未経験より業種未経験が有利
職種未経験者に対して、業種未経験者と言うカテゴリーも存在します。こちらは、機械設計の経験はあるけど求人企業とは異なる業種からの応募を指します。
かつて私は事務機業界から半導体業界へ転職したのですが、まさに私は業種未経験者でした。半導体業界は未知の業界だったのです。
しかし、私は事務機から半導体へ転職しましたが、転職直後から設計実務につき、どんどん図面を描いていました。
半導体業界のことを勉強しつつも事務機業界で培ってきた知識、スキルは十分役立ちました。
私の例のように、業種未経験者と言っても、それまでの業種の経験、知識が活かせる場合は即戦力となります。
つまり、職種未経験者よりは業種未経験者の方が転職にはずっと有利なのです。
職種未経験でもキャリアが活かせるなら
もっとも、職種未経験者と言っても、生産技術、製造技術、設備保全などの職種から機械設計への転職を目指すなら、これまでのキャリア、知識が活かせる可能性があります。
同じモノづくりエンジニアとしての経験が活かせる可能性があります。この点はこの後の本文で詳しく解説します。
予定年収から転職エージェントを選ぶ
あなたが機械設計の転職で年収アップを最大の目的とするなら、一番のおすすめはリクルートダイレクトスカウトです。
ハイクラス転職ならリクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス転職を特徴とするヘッドハンティングサービスです。年収1000万円クラスの求人が見つかります。

ただし、ハイクラス転職だけに企業が求める能力、スキルもまたハイクラスです。単に設計者としての仕事だけでなく、設計グループのリーダー、組織のマネジメント担当しての役割が期待されます。
こうした企業ニーズとあなたのキャリアが合致しないと、スカウトされない場合もあります。
リクルートダイレクトスカウト以外の転職エージェントでは、予定年収にさほど差はありません。目安として400万円~600万円クラスの予定年収が多く見つかります。
ただ、これもあくまで目安であり、キャリアの浅いエンジニアだと300万円もあるし、逆にスペシャリストの転職だと800万円~1000万円クラスも見つかります。
機械設計の平均年収は?
参考までに、機械設計の平均年収データを紹介します。
【機械設計の平均年収データ】
■482.8万円(doda)
■450万円~550万円(ワールドインテック)
■587万円(マイナビ転職メーカーAGENT)
■440万円(求人ボックス)
*2025年12月調査
以上のように、機械設計の平均年収は400万円~600万円が目安です。ただし、これは大手転職エージェントに掲載されている企業の平均年収です。
ハローワークやタウン誌などの地元中小企業の平均年収だとこれより低くなります。
転職エージェントの活用法
あなたにとってベストな転職エージェントを選んでも、その活用法が間違っていると期待通りの成果を出せません。
別の記事で転職エージェントの活用法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
➡転職エージェントの活用法と注意点
1.そもそも転職エージェントとは何か?
2.利用の注意点とは?
3.ビジネスモデルを理解する
4.過剰に期待しない
5.相性より能力重視でお付き合い
6.補足①総合型と特化型がある
7.補足②勤務地は関東・関西・東海に60%~80%が集中している
8.補足③転職エージェントはエンジニア出身にこだわるべきか?
初めて転職エージェントを利用する場合は、基礎的な知識を持った上で利用する方がより効果的です。
機械設計の転職ノウハウ
機械設計の転職について、次の3つのパターンを解説します。

どんな点に注意すべきか、何が転職成功のカギか、私自身が機械設計で転職した経験、また逆の立場で中途採用に関わった経験を元に解説します。
①機械設計から機械設計への転職

機械設計から機械設計への転職は最も多いパターンです。
本人もこれまでの知識やスキルが活かせるし、専門分野、強味の分野を持っていればなお更です。
採用する企業側もキャリア採用本来の目的である、即戦力の補充が叶います。まさにwin-winの関係が築きやすい転職パターンであり、無難な選択とも言えます。
ただし、注意すべき点もあります。
すでに機械設計と言う仕事を経験しているがゆえに、転職先が自分のイメージと異なる場合により違和感が大きくなりがちです。
転職前にエージェント経由や面接などで事前確認をしっかり行ってください。
①どのポジションで設計業務を担当するのか
構想設計や商品企画の段階から参画できるのか、あるいは機構設計から担当するのか。
もし、予定されるポジションがあなたの希望と合致しない場合は、将来的に異動が可能なのかも聞いておく。
②設計者の評価制度はどんなものか
エンジニアの評価制度がしっかりしている企業なら、転職後に頑張れば収入も増えるし、仕事のポジションも上がる。
逆に、設計者の評価制度をしっかり説明できない企業だと、経営者や上司のどんぶり勘定だけで給料や役職が決まっているかも知れない。

②生産技術から機械設計への転職

私が面接した中で、現職が生産技術で、転職によって設計や開発の仕事がしたいと希望する人は大変多くいました。
生産技術より上流工程である設計に興味を持ち、自分もやりたいと希望するケースです。
まず、生産技術から設計への転職にはアピールすべき点が3つあります。それは企業が生産技術の経験者を、設計エンジニアとして採用するメリットです。
①設計者より生産現場をより熟知している。
生産技術の仕事は現場と関わる仕事であり、設計に必要な現場の情報を設計者以上に持っている。
②設備の改善・改造などで設計業務に関わった経験がある。
メンテナンス用の治具製作や、設備の部分改造、改良における設計業務に関わった経験があるはず。
自分で本格的な機械設計の経験はなくても、設計の仕事がどんなものかは知っている。
③データを元に論理的な思考をする習慣が身についている。
生産技術は様々な製造プロセスのデータ、指標を元に量産の立上げや改善活動を行う仕事。
設計業務に必要なデータに基づく、論理的な思考回路によって仕事をする習慣が身についている。
上記3点を、あなたの実務経験からアピールすることが採用されるカギとなります。加えてなぜ設計職を希望するのか、志望動機もからめてアピールすると効果的です。

設計未経験でも、生産技術から機械設計への転職事例は多く、転職エージェントとしても腕の見せ所のはずです。
あなたの希望条件、やりたいことをしっかり転職エージェントに伝えて最適求人をマッチングしてもらいましょう。
なお、機械設計の仕事に向いている人、向いていない人は詳しい別の記事があります。
➡こんな人が機械設計者にむいている
③設備保全から機械設計への転職

設備保全経験者が、機械設計をめざす志望動機で多いのは、
「保全作業を通じて設備に触れ、自分が理想とする設備を設計してみたいと考えるようになった。」
と言うケースです。
しかし、現実問題として設備保全から機械設計への転職はハードルが高いです。設備をメンテナンスすることと、設備を開発、設計することはまるで違います。
設備保全を何年やっていても、それで機械設計ができるようになるわけではありません。
むろん、保全現場の体験から、メンテナンスしやすい設備とはどんなものか、操作性や安全性に優れた設備とはどんなものか、そうした知識は蓄積されることでしょう。
それは設備を設計するときに役に立つ知識ではあります。でもそれだけで機械設計の転職に有利とまでは言えません。

それより、保全現場で保守部品の図面を描いているとか、点検用の治工具を自分で考え製作しているとか、そうした経験の方が歓迎されます。
それには自分で機械製図や機械要素を勉強する必要があります。機械製図は入門書を購入するのもいいし、ネットでも勉強できます。
今はフリーソフトのCADもあるので、ある程度は独学で図面を描く練習も可能です。
①志望動機に説得力があるか
CADを使って図面を描く、デスクワークがかっこいい、楽そうだと思ったら大間違い。
なぜ、機械設計と言う仕事をやりたいのか、志望動機に説得力がないと採用されない。
②保全業務の中で経験した設計業務をアピールする
設備のメンテナンスに詳しいアピールより、保守部品の図面を描いているとか、点検用の治工具を自分で考え製作しているとか、そうした経験の方が歓迎される。
③機械製図、機械要素、CAD操作などの独学は必須
設計に必要なスキルを転職して一から学ぶようでは採用されない。時間とお金をかけて独学し、転職への意気込み、熱意を証明することが必要。
機械設計の仕事に向いている人、向いていない人は詳しい別の記事があります。
➡こんな人が機械設計者にむいている
④機械設計の転職に専門資格は必要か?
ここからは更に機械設計の転職ノウハウを2つ解説します。
・
⑤機械設計の求人を探す範囲を広げる。・

まず専門資格についてですが、どの転職エージェントサービスでも機械設計の求人で何かの専門資格を指定する求人はほとんどありません。
機械設計に関連する資格としては、
■機械設計技術者
■CAD利用技術者
■機械・プラント製図技能士
などがありますが、これらの資格がなくても応募可能だし採用されます。

逆に言えば、資格を持っていてもさほど機械設計の転職が有利になることはありません。専門資格より大事なのは実務経験と、設計スキルです。
ただ、この重視される経験やスキルの裏付けとして資格をアピールするのはありです。
また機械設計未経験者の場合、独学でCADや製図の資格を取得することは意味があります。資格なしの未経験者よりは転職に有利となります。
例えば「CAD利用技術者(2級)」などはおすすめです。受験資格に実務経験が不要です。独学でもCAD操作や機械製図の勉強はできるので、やる気があれば取得も可能です。
むろん未経験者にとって資格取得はたやすいことではありません。しかし、未経験から機械設計のエンジニアを目指すこと自体がたやすいことではありません。
それなりの覚悟がなければ道は拓けません。
➡モノづくりエンジニアの転職に必要な資格はこれだ!
⑤異業種・異職種まで選択肢を広げる

あなたが機械設計の求人を探すとき、「機械設計」だけで探すのではなく、もう少し選択肢を広げて探すとチャンスが広がります。
つまり、あなたのキャリア、スキルを異業種・異職種で活かす選択肢です。特に求人件数が少数しか見つからず、困っている時にはおすすめの方法です。
具体的には、
■生産技術
■プラントエンジニア
この2つの職種でも機械設計の求人を探して下さい。どちらもかなりの割合で機械設計を含む求人が見つかります。

生産技術での機械設計は、設計業務100%ではありません。
新規設備の導入、既存設備の改善、改造などに伴う設計業務であり、その他に生産技術としての業務が様々あります。
生産技術の設計業務では、自分の設計した設備を実際に現場で深く関わることができる面白味があります。

プラントエンジニアの機械設計は単独での仕事ではなく、土木、建築、電気、化学などを専門とするエンジニアとの協業、分業作業となります。
色々な製品や原料を製造するための工場全体を設計する中に、設備周りの機械設計が含まれています。
設計だけで終わる仕事ではなく、現地の施工、立上げ、運転にも参画することになります。国内はむろん、海外での長期立上げも珍しくありません。
機械設計の仕事をやりたい、だけでなく、プラントそのものに興味と関心がある人におすすめです。

生産技術、プラントエンジニア、どちらも今回紹介した転職エージェント5選には十分な求人件数が用意されています。
ぜひ転職エージェントに相談し、あなたの選択肢を広げてください。
機械設計の転職市場動向
現在から今後の転職市場における機械設計者の需要動向について、いくつかネット上の信頼できるソースを探してみました。
総務省統計局 サービス産業動態統計調査から
総務省統計局によるサービス産業動態統計調査によると、機械設計業の2022年から2024年までの3年間の売上高推移は以下のグラフの通りです。

グラフからお分かりの通り、機械設計業の売上高は順調に推移しており、モノづくり業界において機械設計の需要が高いことが分かります。
dodaからの情報 手堅い需要あり
大手の転職エージェント、dodaでは機械設計の転職市場について大変詳しく分析した記事を公式サイトで公開しています。
この記事の中に機械設計についても詳しく触れています。とても参考になるので、ぜひご覧下さい。
私が読んで特に注目したのは、好条件の求人については単に設計力だけでなく、マネジメント力も合わせて求められると言う点です。
一方で、特定の分野の専門性を極めたエキスパートの設計者が高く評価されると言う点です。
どちらも今に始まった話ではなく、従来から好条件、高収入の求人では当然の傾向でした。
手堅い転職市場で手堅く転職するには、やはり王道の道を歩むのみ、と言った感があります。
機械設計の転職ノウハウまとめ
モノづくりエンジニアの職種の中で、機械設計は転職市場で需要があります。予定年収が800万円~1000万円クラスの高額求人も珍しくありません。
あなたがこれから機械設計者として転職を目指すなら、大きなチャンスを掴むことも十分可能です。
それにはあなたのキャリア、能力と求人企業のニーズを合わせるマッチングこそ重要です。
しかし、あなたが個人的に情報収集しても、なかなか有力な情報は集まりません。特に非公開求人の情報は絶対に個人ではつかめません。
そこで今回紹介した大手転職エージェント5選をぜひ利用して下さい。
企業の求人担当者と太いパイプがあり、信頼関係を構築している転職エージェントがあなたの転職をサポートしてくれます。
どの企業の、どの求人ならあなたのキャリア、実績が最も高く評価されるか、そして転職後のあなたが活躍できるか。そのアドバイスをしてくれます。
事実として転職エージェントを利用して毎年何十万人と言う人が転職しています。この事実こそが転職エージェントの利用価値を物語っています。






